開運の梵字(2)

龍宝堂では、開運や幸運を呼び込むためのヒントを色々なジャンルから御提供してまいります。

開運の梵字(2)

◎開運の梵字(2)
 
今では、
若者を中心に、現代のファッションの一部としても
取り入れられるようになった、梵字(ぼんじ)。
 
その梵字(ぼんじ)とは、
グプタ文字の一種としての悉曇(しったん)文字である。
悉曇(しったん)はサンスクリット原語シッダンの音写である。
シッダン、すなわち「完成したもの」「成就したもの」という意味である。
密教の成立とともに、悉曇(しったん)は
ただのサンスクリットの字母を意味するだけでなく
それぞれの文字が独特の尊像や概念などをあらわすとされる。
中国では、唐代において、悉曇(しったん)学として
密教層を中心に研究され、
最澄・空海をはじめ、円仁、円珍、円行などの高層により、
わが国にも伝えられた。
 
その梵字(ぼんじ)の一文字でも、
種子として、そのまま仏をあらわすものである
つまり、梵字(ぼんじ)の一文字に
仏様のご利益そして仏様の全てが凝縮されている
言っても過言ではないでしょう。
 
龍宝堂では、
古から伝えられる、梵字(ぼんじ)と真言(マントラ)について
連載をしてまいります。
この梵字(ぼんじ)真言(マントラ)の中からも、
開運のチャンスが呼び込めることと思います。
 
 
☆不動明王 種子 「カン」

不動明王カン.jpg

不動明王の、不動=動かざる者、明王は「明呪の王」を意味する。
明呪は諸仏諸尊の威力がこもる唱句のことで真言と同じだが、
明はもともとは神秘な智慧をいう言葉である。
真言を唱えれば智慧の光によって迷いや苦悩の暗闇が破られる。
強力な明咒を有するのが明王である。
その明王の中でも不動明王は最勝の尊で大日如来の化身でもある。
不動明王を本尊とする護摩には、息災法(安全・健康などの祈願)・
増益法(地位や福徳などを増す法)・調伏法(競争相手や敵を倒す法)・
敬愛法(尊敬や愛情を得る法)などの修法がある。
不動明王は悪魔を降伏するために恐ろしい姿をされ、すべての障害を打ち砕き、                                     
「大日如来」の化身でもあります。
お姿は、火炎の光背を背負い、目を怒らせ、
右手に宝剣を持ち左手に縄を持つ大変恐ろしい姿をしておられますが
そのお心は人々を救済しようとする厳しくもやさしい慈悲に満ちております。

この記事に対するトラックバック(0)

この記事のトラックバック先URL:

あなたのための開運法